QoS を使用して ObjctScale クライアントのトラフィックをコントロール
LoadMaster は、Dell ObjectScale プラットフォームへの接続とリクエストを制限する QoS (Quality of Service、サービス品質) コントロールを行って、アプリケーションとユーザーに提供されるサービスのレベルをコントロールします。
QoS を使用すると、次のようなことが可能になります。
QoS コントロールは、接続レートと要求レートに基づいて行われ、HTTP 429 応答 (過剰要求) または 503 応答 (サービス利用不可能) を使用して接続とリクエストの適切なスロットリングを行うオプションがあります。コントロールは、アクセスするクライアント (ソース) または ObjectScale リソース (ターゲット) に基づいて柔軟に適用できます。
Dell ObjectScale ストレージプラットフォームにおける QoS を実現するために、次のように接続とリクエストに対する制限をコントロールできます。
これらのコントロールは、LoadMaster の Web インターフェースまたは API を通じて定義することができます。
コントロールポイント | 内容 |
---|---|
グローバル | LoadMaster を介して ObjectScale ストレージにアクセスするすべてのトラフィックにグローバル制限を適用して、ストレージプラットフォームが過負荷になるのを防ぎます |
送信元 IP 範囲 | クライアントの送信元 IP アドレスまたはサブネットに基づいて ObjectScale QoS 制限を適用し、ロケーションごとにトラフィックをセグメント化できるようにします |
ObjectScale 名前空間 | アクセスする名前空間に基づいて制限を適用します |
ObjectScale バケット – パス | バケットパス (ac.example.com/reports など) を使用して、適用するQoS を定義します |
ObjectScale バケット – 仮想ホスト | バケットホスト (reports.ac.example.com など) を使用して、適用する QoS を定義します |
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