重要なアプリケーションの可用性を高く保ち、レジリエンスを確保

icn-problem

The Problem

ハリス郡地方検事局は、重要なリソース障害が発生した場合に、重要なアプリケーションに高可用性を提供し、レジリエンスを確保するために、グローバルサーバー負荷分散 (GSLB) 機能を備えたインテリジェントな負荷分散ソリューションを必要としていました。

 

 

icn-why-kemp

Why Kemp

ハリス郡地方検事局は、いくつかの ADC ベンダーを評価し、GSLB を含む 豊富な機能セットとその高性能さのために、Kemp LoadMaster を選択しました。複数の社内プロジェクトが同時に進行していたため、Kemp が提供するシンプルで迅速なデプロイが必要でした。

icn-solution

The Solution

Kemp は、ハリス郡地方検事局と協力して、4台の LM-4000 アプライアンスを HA で展開し、GLSB 機能を本番環境とディザスタリカバリ環境全体で有効にして、重要なアプリケーションに高可用性とレジリエンスを提供しました。

課題

ヒューストン大都市圏を抱え、テキサス州で最も多くの400万人以上の人口を有するハリス郡の地方検事局は、Kim Ogg 氏のリーダーシップの下に、329人の検察官、90人の捜査官、277人のサポート担当者が勤務しています。証拠に基づいた訴追を通じてコミュニティをより安全にすることに専心しています。

ハリス郡地方検事局は、事件管理、構成員へのサービス、従業員の説明責任などを向上させるためにテクノロジーを活用しています。すべての利害関係者にサービスを効率的に配信するには、Microsoft Exchange 2016 や Web サービスなどの重要なアプリケーションを継続的に稼働させることが重要です。

地方検事局の IT インフラストラクチャは、ヒューストンのダウンタウンにある本番サイトと、ホスティングプロバイダーがオフサイトでホストしているディザスタリカバリ (DR) サイトの2つのデータセンターで構成されています。高可用性を確保するため、サイトの停止時に本番サイトからのフェイルオーバートラフィックを DR サイトに転送できるインテリジェントな負荷分散ソリューションを必要としていました。

Exchange 2010 から 2016 への移行など、いくつもの内部プロジェクトが同時に進行していたため、ハリス郡地方検事局の IT 部門はを提供できるベンダーが必要でした。

ソリューション

ハリス郡地方検事局は、いくつかの ADC ベンダーを評価し、GSLB を含む 豊富な機能セットとその高性能さのために、Kemp LoadMaster を選択しました。重要なアプリケーション配信のレジリエンスを確保するため、最大 8Gbps の L7 スループットと毎秒 2500 の SSL トランザクションを提供する LM-4000 を導入することにしました。

サポートサブスクリプションには、グローバルサーバー負荷分散 (GLSB) が有効な Enterprise Plus を選択しました。GSLB により、障害が発生した場合もシームレスなフェイルオーバーが可能になり、高可用性とレジリエンスが確保できます。

セキュリティが最優先事項であったため、地方検事局では、展開中は、RADIUS (リモート認証ダイヤルインユーザーサービス) を統合して、リモートアクセスサーバーが中央サーバーと通信してダイヤルインユーザーを認証し、LoadMaster へのアクセスを許可できるようにすることを検討しました。Kemp のエッジセキュリティパック (Edge Security Pack、ESP) 機能 (これもサブスクリプション レベルに含まれています) によって、ソリューションを既存のポリシーに統合して迅速かつ効果的に実装でき、混乱を最小限に抑えることができました。

実装

人手が足らず、設定サービスを含めた迅速な負荷分散ソリューションのデプロイが必要だったハリス郡地方検事局の IT 部門は、プロフェッショナルサービス契約を申し込みました。プロジェクトの範囲についての話し合いが持たれ、合意された作業明細書が作成されました。最初の協議により、重要な設定、デプロイ、ワークロード検証フェーズなどに地方検事局側でかけなければならない時間が大幅に削減できました。

Kemp のエンジニアは、合意された作業明細書に従い、本番環境とディザスタリカバリ環境全体で4台の LM-4000 アプライアンスを HA で展開し、800 人を超えるアクティブユーザーをサポートする Exchange 2016 の 2 アーム構成を設計しました。

最初の LoadMaster 設定とフェイルオーバーテストの検証が完了すると、次の作業は、マルチサイトのレジリエンスを提供できるように GLSB を設定することでした。Kemp のプロフェッショナルサービスチームは、目的を達成するために外部システムとツールセットに必要なベストプラクティスと最適な設定に関するガイダンスを提供しました。

LoadMaster の初期設定は 2 日以内に完了しました。 本格的な運用に移行する前に、地方検事局によってさらなる内部ストレステストが実施されました。実装が成功した後、LoadMaster のトレーニングを含むハリス郡地方検事局の IT 部門への引き継ぎも完了しました。

結果

ハリス郡地方検事局は現在、LoadMaster を使用して本番サイトと DR サイトの両方で高可用性を実現し、重要なアプリケーションの可用性を確保しています。重大なリソース障害が発生しても、GSLB が提供するマルチサイトのレジリエンスによって、利害関係者が悪影響を受けないようにすることで、ビジネス継続性を維持することができています。

Kemp のサービスチームによる専門的なガイダンスでベストプラクティスの実装を達成し、設定プロセスもスムーズでした。デプロイのオーバーヘッドが削減でき、環境を維持するために必要な情報もしっかり引き継がれました。

Kemp の技術担当者は非常に知識が豊富で親切であり、本番環境に変更を加えてテストしたいときはいつでも快く対応してくれました。

Rurik Wilmot 氏
ハリス郡の上級システム管理者

何かご質問はございますか?

LoadMaster に関してご質問がお有りの場合は、弊社担当までお問い合わせください。

お問い合わせ